日本国内での格付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:11 UTC 版)
「競馬の競走格付け」の記事における「日本国内での格付け」の解説
2008年度までの日本国内で競馬に関する格付けには以下のようなものが存在していた。括弧内は格付け決定者。 国際グレード(国際格付番組企画諮問委員会(IRPAC)) JRAによる格付け(日本中央競馬会(JRA)) ダートグレード(ダート競走格付け委員会) 地方競馬各主催者が独自に定める格付け(地方競馬各主催者) 2009年以降の競走に関しては日本グレード格付け管理委員会が国際グレード、JRA重賞、ダートグレード競走の格付けを行うこととなった。国際グレードは日本グレード格付け管理委員会が選定したものをIRPACが認証する形を取る。地方競馬各主催者が独自に定める格付けは従来通り各主催者が格付けをする。 日本における国際グレード競走は「国際競走」も参照した。各競走の格付けについては「競馬の競走一覧」を参照。 日本グレード格付け管理委員会が定める、国際グレード昇格条件は以下のとおり。なお、IRPAC直轄傘下のアジアパターン委員会(APC)の規則に準拠している(2021年の格付より適用)。 過去3年間に実施された競走の最終レースレーティング(FRR)の平均値、及び直近年のFRRの両方が以下の条件を満たすこと(単位:ポンド)。 馬齢条件GIGIIGIIIL2歳 牝馬 106 101 96 91 牡馬・牝馬混合 110 105 100 95 3歳以上 牝馬限定 111 106 101 96 牡馬・牝馬混合 115 110 105 100 なお、国際格付けの降格については以下の手順で決定される。 GI・GII競走 過去2年間のFRRが昇格要件に定める数値を3ポンドを超えて下回った場合、日本グレード格付け管理委員会が競馬主催者に警告を発出し、更に次年度に同じく3ポンドを超えて下回った場合はアジアパターン委員会において審議が行われ、過半数以上の承認が得られた場合に降格が決定される。 GIII・L競走 過去2年間のFRRが昇格要件に定める数値を3ポンドを超えて下回った場合、日本グレード格付け管理委員会が競馬主催者に警告を発出し、更に次年度に同じく3ポンドを超えて下回った場合は施行条件等の改訂が行われない限りは自動降格となる。
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