日本人と日記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 04:12 UTC 版)
河盛好蔵は「日記について」という文章で、「私たちが日記をつけておいてよかったと思うのは、自分の古い日記を読むとき」であり、そのことによって「自分の人生について多くのことを反省させる」と述べている。 多田道太郎・加藤秀俊の対談による「日記の思想・序説」では、日本人は日記好きとよくいわれる理由として個人的な会話が下手なことや、欧米諸国と異なり、夜寝る前の神に対するお祈りがないことなどが挙げられている。ドナルド・キーンは『百代の過客ー日記にみる日本人ー』の序文で、戦場に遺棄された日本兵の日記を翻訳する職務の経験から達せられた結論の一つは、「日記を付けるという行為が、日本の伝統の中にあまりにも確固たる地位を占めている」という。
※この「日本人と日記」の解説は、「日記」の解説の一部です。
「日本人と日記」を含む「日記」の記事については、「日記」の概要を参照ください。
- 日本人と日記のページへのリンク