日本への展開と買収(1913年-1988年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:57 UTC 版)
「メンソレータム (企業)」の記事における「日本への展開と買収(1913年-1988年)」の解説
メンソレータム社の製品が日本に広まったのは、アメリカ出身の宣教師ウィリアム・メレル・ヴォーリズによるものだった。1920年にメンソレータムの販売権を得たヴォーリズは、日本で「メンソレータム」という名前で輸入販売を開始し、近江兄弟社という会社を通じて販売した。 日中戦争中は『面速力達』という表記で広告表示された。 1974年に近江兄弟社は経営破綻し、メンソレータムの日本での製造・販売権をメンソレータム社に返還した。1975年8月、大阪のロート製薬が「メンソレータム」の商標権を取得した。同社は、「メンソレータム軟膏」「メンソレータム薬用リップスティック」の販売を開始し、1981年4月には売上高が26億4千万円に達するなど、大きな成功を収めた。ロート製薬は1988年6月にアメリカのメンソレータム社の経営権を取得した。
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