日本の選挙制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/21 04:46 UTC 版)
1996年以降の衆議院議員選挙(小選挙区比例代表並立制)では、比例名簿との重複候補は復活当選となる可能性がある。比例名簿において他の重複候補と同一順位か否かに関わらず、復活当選した候補者への票は基本的に死票に該当しないとされる。しかし政党の視点から見れば、これらの票は政党議席増加に使われない点で死票に相当する(ただし、2000年衆院選以降は重複立候補者が全員供託金没収点以下の得票で比例議席を没収された例がある)。小選挙区で政党議席の増加に失敗して落選した者が、比例のみで立候補した者の当選枠を奪うということもあり「小選挙区当選の議員バッジは金、比例代表当選は銀、復活当選は銅」と揶揄される。 2001年以降の参議院議員選挙(非拘束名簿式比例代表制)では、落選した候補者に投じられた個人名得票は所属する政党の得票として扱われるため、死票になるとは限らない。例えば、2010年の第22回参議院議員通常選挙では、落選した候補者の個人名得票を合計するだけで、民主党、自由民主党では各1人の当選分の得票(約112万票)を上回る計算になる。
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