日本の亜種ライチョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 10:10 UTC 版)
日本には亜種ライチョウが本州中部地方の高山帯(頸城山塊(火打山・焼山)、飛騨山脈(北アルプス)、御嶽山、乗鞍岳、木曽山脈(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス))のみに生息する。蛙に似た鳴き声を発する。日本の生息地が、ライチョウの南限である。日本国内の、現在の分布北限は新潟県頸城山塊の[打山と焼山、分布南限は赤石山脈(南アルプス)のイザルガ岳である。 高山植物の芽・種子のほか昆虫類を採餌している。中部大学が北アルプス太郎山で採取した糞をDNA解析したところ、ツツジ科のクロウスゴやガンコウランを中心に53種の植物を食べていることが確認された。 なお、北海道にはエゾライチョウ属Tetrastesのエゾライチョウが生息する。北海道にLagopus属 が生息しない理由は分かっていない。 環境省は、有精卵を抱かせての孵化や天敵(キツネ、カラスなど)の生息状況調査を計画している。 現在の亜種ライチョウの生息地 19世紀中頃の亜種ライチョウの生息地
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