日本における経学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 15:35 UTC 版)
日本においては、儒教の経典を解釈・研究する学問の意味に用いられ、経業・明経とも称された。日本では学令に定められた中国の注釈書などを参考にして訓詁を行うことを主としており、諸本を校合してテキストとすべき文章を確定させ、諸注を参考に訓点を施すことが行われた。中国ほど盛んではなかったものの、文中の訓詁や解釈について論議が行われることもあった。しかし、平安時代後期には経学は博士家の家学としてその学説を固守するようになり、わずかな訓点の違いを巡って博士家同士が対立することに終始するなど、学問としての実体は次第に形骸化していった。
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