日本における様々な用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 02:22 UTC 版)
日本では鎌倉仏教の時代に、日蓮によって以下の3つの意義を要件として教義とするようになる。 根本尊崇(こんぽんそんすう)。「世界におけるあらゆる物事の根本」として尊ばれ崇められるべきもの。 本来尊重(ほんらいそんちょう)。「私たち自身の生の本来的なありかた」として尊重されるべきもの。 本有尊形(ほんぬそんぎょう)。無限の過去からもともと有ったのだが今までは隠れていた「尊い存在の姿・かたち」が顕現したもの。 これは、日蓮の最もライバルとして意識していたと思われる空海の興した真言宗への対抗意識のなせる業ともいわれている。日蓮宗系各宗派の立てる本尊である大曼荼羅の字体は、真言宗自家薬籠中の梵字(悉曇文字)への近接が窺われる。
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