日本における地形分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 17:58 UTC 版)
日本では戦前での地形分類の研究は少ないが、東木竜七は1920年代から30年代にかけて地形分類の手法を用いた研究を数多く報告した。例えば、九州の豊後地方の段丘について複数の侵食面に分けて、その成因について論じたものが挙げられる。 戦後になって、戦時中に荒廃した国土の水害対策、食糧増産などの各種課題に対して、土地の条件と性質を表現できる地形分類の提示方法が検討された。1952年に地理調査所(現 国土地理院)の中野尊正によって、地形分類の単位地形は「ほぼ同じ時期に形成され、ほぼ同じ形態と成因をもち、かつほぼ同じ物質で構成された地表部分」とされた。以降、この基準を標準とした地形分類がなされるようになった。
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