日本で演奏・使用される場面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 07:55 UTC 版)
「蛍の光」の記事における「日本で演奏・使用される場面」の解説
大日本帝国海軍では「告別行進曲」もしくは「ロングサイン」という題で、海軍兵学校や海軍機関学校等の卒業式典曲として使われた。士官や特に戦功のある下士官等が、艦艇や航空隊等から離任する際にも、演奏もしくは再生された。地方を中心に、日本全国で「仰げば尊し」とともに、卒業式の定番唱歌であるなど、別れの曲としてよく知られている。 図書館・博物館などの公共施設や、ショッピングセンターやスーパーマーケットなどの商業施設で、閉館・閉店時間直前のBGMとして、アナウンスと伴に館内放送で流し、暗黙に顧客の退出を促している。また一部の公共交通機関で、終着地に到着する時に流れる場合もある。 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのカウントダウン・パーティにおいて、カウントダウンセレモニーの一環として3分前から2分半演奏される。 東海汽船の貨客船が東京および各島を出港する際にこのメロディが流れる。 北大阪急行千里中央駅では、終電専用の発車メロディとして採用されている。かつては阪急電鉄大阪梅田駅でも、第二次世界大戦後から長期に渡り、終電の発車メロディとして使用されていたが、「(蛍の光は別れの曲というイメージが強いため)暗い」「明日への元気を感じさせる元気な曲にしてほしい」という意見を受けたため『第三の男』のテーマへと変更した。 鉄道路線が廃線になる際、最終列車が出発する前のセレモニーでも流れることが多い。
※この「日本で演奏・使用される場面」の解説は、「蛍の光」の解説の一部です。
「日本で演奏・使用される場面」を含む「蛍の光」の記事については、「蛍の光」の概要を参照ください。
- 日本で演奏・使用される場面のページへのリンク