日本でのLISPマシン開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 21:02 UTC 版)
「LISPマシン」の記事における「日本でのLISPマシン開発」の解説
日本では、1979年に完動した神戸大のTAKITAC-7(FAST LISP)をはじめ、理化学研究所のFLATS、大阪大学のELVISなどが試作された。富士通のFACOM α(メインフレームのバックエンドとして動作。1984年発表)、NTT電気通信研究所のELIS(TAO/ELIS)、東芝のAIプロセッサ(AIP)、日本電気のLIMEのようにLISPマシン市場への参入を試みた例もある。青山学院大学で開発されたALPS/1は、8080の特定の命令実行を横取りし、ハードウェアでデータを処理させる、という仕組みであった。 情報処理学会のコンピュータ博物館サイトの「神戸大LISPマシン」の解説の最後に「TAKITAC-7のアーキテクチャは後のFACOM-αとNTTのELISが継承した.」とあるが、いずれもそのまま引き継いでいるわけではない。FACOM αは同社のメインフレームないしミニコンのバックエンドとして動作するものである。またELISについては関係者が執筆した記事によれば、設計者は(神戸大LISPマシンを)32ビットにしただけと言ったりもするが、VLSIチップにすることを前提にそれに適したアーキテクチャとして設計されており。、そういった点は独自性が強い。
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