日本での翻案『巌窟王』
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「モンテ・クリスト伯」の記事における「日本での翻案『巌窟王』」の解説
日本での受容史を語る上で外すわけにいかないのが、明治時代に黒岩涙香が翻案した『巌窟王』である。1901年(明治34年)3月18日から1902年(明治35年)6月14日まで『史外史伝巌窟王』の題名で『萬朝報』に連載し、1905年(明治38年)に大阪の出版社・青木嵩山堂が全4巻で刊行した。この翻案では、当時の日本人がなじみやすいように人名や船の名前を日本風に変えているが、舞台はヨーロッパのままであり、ストーリーも原作とほぼ同じである。以後、日本では長く『巌窟王』の名で一般に親しまれた。
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