日本での回遊調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 21:18 UTC 版)
「ブラウントラウト」の記事における「日本での回遊調査」の解説
人為的な放流の他に降海型個体の降河河川とは異なる水域への遡上による、生息域の拡大が懸念されている。また、日本での生活史は不明であったことから、(財) 河川環境管理財団らのグループが2006年と2007年に戸切地川、久根別川、函館湾を中心とした水域で調査を行った。その結果によれば、 成長の良い個体は0歳魚の春からスモルト化し降海するが、多くは1年程度を淡水で生活し、1歳魚の3月から6月に降海する。 42個体(0歳から3歳魚)の耳石を分析した結果、17個体は、1回目の降海履歴が確認され、25個体では、降海履歴が確認されなかった。 海上捕獲の1個体と河川遡上していた2個体では複数回の降海履歴を確認した。 しかし、降海個体が別な河川に遡上しているのか、および自然繁殖しているのかは確認できなかった。
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