方位の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 22:43 UTC 版)
日本の気学において特徴的なものに、方位の範囲の決め方がある。まず、東西南北を決める際に、地理上の南北を用いる者もいるが、磁北をベースにすることが比較的多い。この点に関し、気学の占術師の中には、気学の方位の吉凶は、地球の地磁気の運勢への影響を判断するものであるからだと理由づける者もいる。また、8つの方位を決定する際に、東西南北の正方位のみ、範囲を30度とし、北東、南東、南西、北西については、各60度とすることが多い。これは園田の弟子である初代山本光養が、大阪から東京に出てきた時に馬喰町で怪我をしたことから、東京は大阪の東ではなく東北であると結論したからとの説が有力であるが、気学が方位の十二支を部分的に扱う以上、8方位と十二支(12方位)との矛盾を解消するための方策であるとも考えられる。
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