新約聖書における救い主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/23 22:33 UTC 版)
父なる神は、御子によって人々を救った「救い主」(ルカ1:47、テト1:3,2:10,3:4、ユダ25節、Ⅰテモ1:1,2:3,4:10)と讃えられ、イエス・キリストは誕生したときから天使によって「救い主」(ルカ2:11)として世に告知された。マタイ自身はこの語を使用してはいないが、「その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」とイエス・キリストは民を救うために来たと記している(マタ1:21)。 イエスは「世の救い主」(よのすくいぬし、ギリシア語: σωτὴρ τοῦ κόσμου、ヨハ3:17、4:42、Ⅰヨハ4:14)と呼ばれる。つまり、救いが一民族や国に限定されずに、全人類のうちキリストを信じるすべての者に関わるものであることを示している。イエス自身も来臨の目的を「失われた人を捜して救うために来たのです」と語り(ルカ19:10)、信者のためには再び「救い主」として来ることが約束されている(ピリ3:20)。ただし、「さばき主」(使徒10:42)でもある。 新約聖書では、この語は24回使用されている。
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