新日本フィルハーモニー交響楽団との関係
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「すみだトリフォニーホール」の記事における「新日本フィルハーモニー交響楽団との関係」の解説
すみだトリフォニーホールは新日本フィルハーモニー交響楽団とフランチャイズ契約を結んでいる。新日本フィルハーモニー交響楽団は控え室、楽器倉庫、事務局、ホールを優先的に使用できるほか、練習から本番までを同じホールで行える。すみだトリフォニーホールの広報宣伝担当チーフの新井伸也は「新日本フィルさんあってのホール。ここから音楽を発信して行くときにも新日本フィルさんを中心に考えていますし、常に先の企画を一緒に話し合っています」「『自分たちにしかできないことを突き詰めていこう』という姿勢も共通していると思います」と述べている。 すみだトリフォニーホールとの契約以前、新日本フィルハーモニー管弦楽団は渋谷、高島平、荻窪、大久保などの練習所を転々としていた。JR東日本の大井工場に練習場を借りていたこともあったが、フルート奏者の白尾彰はその練習場について「防音などないし、縦の線を揃える段取りを決めるのがやっと。音づくりは全然できませんでした」と回想している。なお、白尾は1983年にスイス留学から帰国して新日本フィルハーモニー交響楽団に復帰しているが、「僕がいなかった間も楽団は本当に大変だったときいています。帰ってきた頃も練習場など定まっていませんでしたから……。今のようにホールで練習できて、熱心に聴いて応援してくださる人がたくさんいてくださるのは夢のようですね」とも語っている。 なお、新日本フィルハーモニー交響楽団以外の団体・芸術家も登場しており、アルド・チッコリーニやミシェル・カミロが演奏したほか、歌舞伎役者の尾上菊之助も登場している。
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