新ソード・ワールドRPGリプレイWaltzとは? わかりやすく解説

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新ソード・ワールドRPGリプレイWaltz

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 02:48 UTC 版)

新ソード・ワールドRPGリプレイWaltz』(しんソード・ワールドアールピージーリプレイワルツ)は、グループSNEによるソード・ワールドRPGリプレイシリーズの1つで、全5巻15話から成る。ゲームマスター・執筆者は篠谷志乃、イラストレーターは桐原いづみ、監修は清松みゆきである。プレイヤーキャラクターはナジカ、ディケイ、アイル、キーナ、ブランシュの5人で、「へっぽこーず編」や「ぺらぺらーず編」のような特に決まった呼び名はなく、シリーズ名からWaltzと呼ばれる。


  1. ^ a b c グループSNEサイト著者インタビュー”. 2012年7月18日閲覧。
  2. ^ ただし、Waltzと行動範囲が重なるのはソード・ワールドRPGリプレイ第1部スチャラカ冒険隊である。
  3. ^ 先代のリプレイであるぺらぺらーず編のGM藤澤さなえが捻くれた人物が多かった自分のリプレイのパーティと対比して「なんて良い人達なんだ!」とWaltz第2巻の解説で叫んでいる。
  4. ^ キーナを演じていたプレイヤーは全くTRPGの経験がなかった。また、アイル・フォードラを演じていたプレイヤーはTRPGをしたことこそあれ、ソード・ワールドRPGについては経験がなかった。
  5. ^ 最終回などは、ラスボスを倒した後はシナリオはなく、すべてアドリブで進行させたことを本編中で述べている。
  6. ^ SEコンバットはぺらぺらーずシリーズが刊行されていた中期頃に開発された。このSEコンバットは、ぺらぺらーずの得意とする先読み、先制戦術を全て封じ込めるため、防御力、生命力に劣るぺらぺらではSEコンバット導入が即パーティー全滅につながりかねず、同シリーズでは導入を見送られた。このためSEコンバットには「ぺらぺら殺し」との通称があり、開発者の清松みゆきもイベントにいて「お前らの利点、なし、お前ら、死ね」と冗談めかして要約している。後日キャンペーン途中からのSEコンバット導入は勧められないという趣旨の説明も行われた。
  7. ^ へっぽこーずにはキーナよりもさらに高い筋力24のイリーナがいて、へっぽこーず編のGMをしていた秋田みやびは戦闘バランスを取るのに苦労したと語っている。その秋田みやびはWaltz第3巻の解説も担当しており、その解説で、自分と同様に篠谷志乃も、キーナの筋力の高さのため戦闘バランスを取るのに苦労していたことを明かしている。
  8. ^ ダークネスとは、ある一定範囲を暗闇にする魔法。このセッションでは他に何冊も恋愛小説が見つかったものの、特にブランシュは「キスはダークネスを唱えてから」を気に入っていた。
  9. ^ ソード・ワールドRPGのファイター技能は、他の技能に比べて処理が複雑な行動が少ない。もちろん呪文に詳しくある必要もない。
  10. ^ 例えば、リプレイ「アンマント財宝編」に登場したガネード神官のイーノもシーフ技能の持ち主。
  11. ^ ディケイの生死判定の際、キーナのプレイヤーも思わず泣いてしまった。
  12. ^ 神聖魔法に復活(リザレクション)は用意されているものの、プリースト技能が9レベルに達しないと使えず、従ってプレイヤーキャラクター(PC)が使えることは滅多にない。また、そのレベルの神官は世界でも数える程しかいないため、NPCに依頼することもかなり難しい。過去のリプレイシリーズでも、PCが死んだ後、何の制約もなしに復活させられた例はほとんど無く、復活のために数回のセッションが必要となったり、後々まで影響が残ったりすることが多い。
  13. ^ 登場人物紹介で「キーナ命」と表記されたり、月刊ドラゴンマガジン2007年3月号「べるかなちゃん」第15回でぺらぺらーずと競演した際はキーナに手を出したクレスポをボコボコにし、3巻ではキーナと良い感じのセタに強烈な嫉妬を見せたりしていた。キーナに近づく男性達への対抗策として、アイルやディケイをキーナと付き合わせようとした事もあった。一方で、キーナがディケイに対して実際に恋心を抱いていると知ると、いつもとは逆に必死にキーナをフォローしていた。
  14. ^ ブランシュがツンデレである事はプレイヤーも認めており、最終話のセッション後の雑談で「ツンデレがデレる時は命がけでデレている事がわかった」と発言している。
  15. ^ ファラリスとは邪神の1つで、己の欲望のままの行動を是とする神である。欲望の実現のために手段を選ぶなと説く。したがって「ファラリスの声が聞こえるかも」という発言が不穏当な発言となる。
  16. ^ マンティコアに武器を持っていない事を証明するために下着姿になっていた。
  17. ^ この誤解は最終回になっても解けず、ナジカは密かにウェディングドレスを繕い、更に孤児院の弟妹達にアイルとブランシュが結婚する事を宣言してしまっている。結局、アイルがブランシュに告白したので実現すると思われるが。
  18. ^ 彼女がブランシュと名乗ったことにより、猫の手冒険隊のユーリリアの名字が削られる(同時進行するリプレイで同じ名前・名字を持つキャラクターが並存すると識別が困難になるためと思われる)、使い魔の命名にダメ出しを食らうなど、微妙な影響を与えている。
  19. ^ エルフは初歩レベルのシャーマン技能をPC作成時に自動的に持つため、ナジカは自分で選択して使えるようにした古代語魔法(ハイ・エンシェント)のみならず、精霊魔法(精霊語)も使える。
  20. ^ 一応、トエの護衛中で一緒にいたために女性陣だけで部屋を取るには人数が多かったという事情もある。
  21. ^ 報酬を拒む点はキャラクター演出上でのロールプレイではあるが、村への仕送りという、プレイヤーには本来存在しない借金を抱えているパーティにとってこれが災いとなり、GMが報酬の渡し方を悩む一面が多々見られた。
  22. ^ 本来ならこの場合、ナジカ一人を対象にしたシナリオが用意されるが、これだとシナリオが複雑化するうえ、ナジカのプレイヤーにナジカの消息が知られてしまうので避けたと見られる。
  23. ^ ディケイは問答無用で殴り、アイルに至っては「うるさい」とウォーハンマーを壁に叩き付けて黙らせるほど怒りようだった。
  24. ^ ソード・ワールドRPGにおいてエルフの寿命は約1000年とされている。これに対して人間は長くても100年とされている。
  25. ^ とは言え最終話でテテは、一時的にパーティの部下となった4人の騎士達に遠隔で指示を伝える役割を果たした。
  26. ^ ちなみにこの時も「先にこっちをとらないといけない気がした」と予知めいた発言をしている。
  27. ^ もっとも、子供相手に本気で怒る姿を見せてブランシュを唖然とさせている。
  28. ^ 「クエスト」は目標を達成するための努力を強制する魔法であり、アイルの使い方は目標達成の条件が明確になっていないため、ルール的に誤っていることが、監修者の注意書きとして本編中に記載されている。
  29. ^ プレイヤー曰く、ブランシュを守る事に愛情だけではなくまだ少し義務感を持っているとの事。
  30. ^ 闇の精霊。ソード・ワールドRPGでは精神に打撃を与える。これによって精神点が0以下になると、特殊な場合を除きここでのアイルのように気絶する。なおシェイドが肉体的なダメージを与えることはない。
  31. ^ 1号はキーナが言った「なんて優しいダークネス」
  32. ^ 純粋に戦闘シーンや交渉シーンで精神力の低さがネックになる場面がある程度。ロールプレイでは3巻で長い階段を1人で上らされた時に自棄になった場面くらいである。しかし、最終話でアイルに対してコンプレックスを持っている事が判明した。
  33. ^ 出自が「悪党」である彼でさえ、祭りで外出すると土産を買ってくる、食事の前にはちゃんと挨拶をする、先生と一緒に倒したモンスターにわびておく、父親のために奔走する子供に「偉い」と声をかける、「真っ正直に生きている人が損をするのは見過ごせない」と発言する、自信を消失している依頼人に気を使う、目の前で土砂崩れに巻き込まれそうなドワーフを迷う事無く助けに行く、など明らかに善良と呼べるキャラクターである。事実、1巻裏表紙の解説でもキーナ達の事を表した言葉として「五人の善人」と書かれており、ディケイが善人であるのは編集サイドも認めている。
  34. ^ 復活の際のやり取りの結果、ディケイは「百万ガメルの男」と呼ばれるようになった。なお、ガメルとは、西部諸国を含めたフォーセリアで流通している硬貨(銀貨)のこと。参考までに1人1日当り必要な生活費は数十ガメル程度なので、もちろん「百万ガメル」というのは大金である。
  35. ^ ラバンではマリーが登場したように、他にもスーパーマリオブラザーズを元ネタとするキャラクターが他にも登場した。マリーの妹はルイーズである他に、ラバンの冒険者の店の名前が「キノコとレンガ亭」であった上に、そこの女性店主はピーチ姫を元ネタに名前を決めたモモだった。
  36. ^ ブランシュにオリガの部下が胸倉を掴まれているイラストには「注意:これはWaltzです。」と、普段とは異なる状態であることを表すテロップが付いた。
  37. ^ 大地母神マーファの神官である。パイニーヒル神殿は、数あるマーファ神殿の中でも比較的有名で、駆け込み寺としての役割も担っている。3巻のサブタイトルに「駆け込み」が入っている理由である。その関係で男性禁制の場所なので、この神殿までのトエの護衛役としてはキーナやブランシュが最適であった。
  38. ^ 共通語(現在のフォーセリアで一般的な言葉)によって発動させられる発火の魔法。可燃物かつ無生物かつ小片(数cm大)に対してのみにしか効果はないが、この魔法を使えば一瞬で点火できる。


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