文学的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 17:02 UTC 版)
「リブレット (音楽)」の記事における「文学的特徴」の解説
オペラの台本はその始まり(1600年頃)から韻文で書かれていて、それは19世紀まで続いた。台詞を含む音楽劇では、歌詞の韻文と台詞が互い違いになるのが一般的だった。19世紀後期以降、散文または自由詩で書くオペラ作曲家たちが現れた。たとえば、ジョージ・ガーシュウィンの『ポーギーとベス』のほとんどのレチタティーヴォは、デュボース・ヘイワード(英語版)とドロシー・ヘイワード(英語版)の夫妻が散文で書いた戯曲『ポーギー(英語版)』に曲をつけたものである。しかし、アリア、デュエット(二重唱)、トリオ(三重唱)、合唱は韻文で書かれた。 一方、ミュージカルの台本は(歌詞を除いて)たいてい散文で書かれている。もしそのミュージカルが戯曲からの翻案である場合、台詞は元々あったものを借りてくる。『オクラホマ!』はリン・リグズ(英語版)『Green Grow the Lilacs』の、『回転木馬』はモルナール・フェレンツ『リリオム』の、『マイ・フェア・レディ』は逐語的にジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』の、1954年版のミュージカル『ピーター・パン(英語版)』はジェームス・マシュー・バリー『ピーター・パン』の台詞を、それぞれ使っている。
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