文学や美術にあらわれた寒山拾得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 03:45 UTC 版)
「寒山寺」の記事における「文学や美術にあらわれた寒山拾得」の解説
宋代以後、彼らの生き方に憧れる禅僧や文人によって格好の画題とされてきた。 中国の画家では、梁楷(MOA美術館蔵)、伝・顔輝(東京国立博物館蔵)、因陀羅(東京国立博物館蔵)などの作品が知られ、日本の画家では、可翁(相国寺竜光院蔵)、伝・周文(東京国立博物館蔵)、明兆(東福寺蔵)、霊彩(Miho Museum蔵)、曾我蕭白(興聖寺蔵)、松谿(徳川美術館蔵)、長沢蘆雪(鳥取県立博物館蔵)、海北友松(妙心寺蔵)、狩野山雪(真正極楽寺蔵)、池大雅(京都国立博物館蔵)、富岡鉄斎(武者小路実篤記念館蔵)などの作品が名高い。いずれも、台州刺史の閭丘胤の「序」から発想したもので、寒山・拾得ともに有髪の人物として描かれている。 寒山拾得の故事は、森鷗外の小説『寒山拾得』や坪内逍遙作の長唄の舞踊劇『寒山拾得』などでも知られている。また良寛は『寒山拾得に題する賛』という詩を詠んでいる。
※この「文学や美術にあらわれた寒山拾得」の解説は、「寒山寺」の解説の一部です。
「文学や美術にあらわれた寒山拾得」を含む「寒山寺」の記事については、「寒山寺」の概要を参照ください。
- 文学や美術にあらわれた寒山拾得のページへのリンク