教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会の意味・解説 

教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/26 04:48 UTC 版)

教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会(きょういくきほんほうのかいあくをとめよう!ぜんこくれんらくかい)は、教育基本法(教基法)の「改悪」に反対する4人の教育者が呼びかけ、2004年4月に発足した市民運動ネットワーク。2007年1月に解散。

目次

概要

教育基本法の改正は、国家主義を教育現場に強制し、格差社会を固定化しようとするものであり、改悪であると主張し、その阻止を目的に、全国集会・デモ国会議員への要請、国会前座り込みなどさまざまな活動を行った。「非暴力」を原則として掲げており、会の活動は、主に「呼びかけ人」の「呼びかけ」に賛同する全国の市民団体労働組合法曹団体などの構成員によって展開された。

2006年12月に国会で改正教育基本法可決、成立したのを受け、翌2007年1月13日の全体会議で解散を決定した。

呼びかけ人

沿革・おもな出来事

  • 2003年12月23日 全国集会
  • 2004年4月24日 「呼びかけ人」4名により正式に発足。
  • 2004年11月6日 全国集会
  • 2005年5月7日 全国集会
  • 2005年12月3日 全国集会
  • 2006年3月31日 全国集会
  • 2006年4月28日 日本政府が教育基本法改正案を閣議決定。第164回通常国会(2006年1-6月)に提出。
  • 2006年6月2日 全国集会
  • 2006年9-12月 第165回臨時国会で教育基本法改正案を審議
  • 2006年11月12日 教育基本法の改悪をとめよう11・12全国集会(日比谷野外音楽堂)&デモ行進
  • 2006年11月15日 衆議院特別委員会にて、与党自民党公明党)が野党欠席のまま改正案を単独採決。
  • 2006年11月16日 衆議院本会議にて、与党が野党欠席のまま改正案を単独採決。
同日夕、これを強行採決だとして国会議事堂前をヒューマン・チェーン(人間の鎖)で囲み抗議する。
  • 2006年12月14日 参議院特別委員会にて、与党が改正案の採決を強行。「重要法案」と位置づけていた安倍首相本人は不在のまま採決。
  • 2006年12月15日 野党4党が衆議院に内閣不信任案を提出するが、反対多数で否決。同日、参議院本会議にて、賛成多数により改正案が可決、成立した。
参議院可決前にも「改悪反対」の抗議行動(ヒューマン・チェーンなど)が国会周辺を中心に行われた。
  • 2006年12月22日 改正教育基本法が公布・施行された。
  • 2007年1月13日 会議にて、全国連絡会の解散が決まる。
  • 2007年2月8日 呼びかけ人から会の解散と新たなスタートへ向けてのアピールが出される。

主な賛同団体

他の勢力との関係

反戦運動護憲運動などさまざまな類似の市民運動とも連携していた。

「非暴力」を原則に掲げており、「ネットワークの中には中核派などの、いわゆる過激派勢力も含まれている」という指摘に対し、それらの勢力は「賛同者」でないため無関係と反論している。

また、中核派のサイトに今週の国会活動として、「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」と表記され、集会会場周辺で過激派がビラを撒いていたが、集会主催者は「中核派や革マル派などの過激派は、集会会場の周辺へ来て、会場の外で勝手にビラまきをやっているだけ」と主張している。

事務局所在地

〒113-0033 東京都文京区本郷5-19-6 坪井法律事務所内(2007年2月で閉鎖)

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」の関連用語

教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS