教区の役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:52 UTC 版)
カトリック教会においては、主に司教が管轄するため司教区とも呼ぶ。司祭(主任司祭)が管轄する教会をまとめた単位で、教区長である司教がこれを管理する。主任司祭が管轄する下位単位には小教区・聖堂共同体などがある。 教区には、歴史や規模によって大司教(羅: Archiepiscopus、英: Archbishop)が教区長を務めて治める大司教区(羅: Archidioecesis、英: Archdiocese)があり、いくつかの教区をまとめる教会管区を形成する。しかし教区としての機能、および教区長の権限は司教も大司教も同一である。なお、ローマ教皇は、同時にローマ司教であり、ローマ首都管区の大司教であり、ローマ大司教区の教区長である。 全世界には約2,500の教区があり、それぞれが教皇庁と直結している。また、各教区には必要に応じて、教区長を助ける補佐司教や、教区長の後継者となる継承権を有する協働司教が任命されることがある。
※この「教区の役割」の解説は、「教区」の解説の一部です。
「教区の役割」を含む「教区」の記事については、「教区」の概要を参照ください。
- 教区の役割のページへのリンク