放電の反応式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 07:26 UTC 版)
「空気アルミニウム電池」の記事における「放電の反応式」の解説
陰極: 3 4 O 2 + 3 2 H 2 O + 3 e − ⟶ 3 OH − {\displaystyle {\ce {{\frac {3}{4}}O2\ +{\frac {3}{2}}H2O\ +3{\mathit {e}}^{-}->3OH^{-}}}} ( E 0 = 0.4 V ) {\displaystyle {\rm {(E_{0}=0.4V)}}} 陽極: Al + 3 OH − ⟶ Al ( OH ) 3 + 3 e − {\displaystyle {\ce {Al\ +3OH^{-}->Al(OH)3\ +3{\mathit {e}}^{-}}}} ( E 0 = − 2.31 V ) {\displaystyle {\rm {(E_{0}=-2.31V)}}} 全体: 4 Al + 3 O 2 + 6 H 2 O ⟶ 4 Al ( OH ) 3 {\displaystyle {\ce {4Al\ + 3O2\ + 6H2O -> 4Al(OH)3}}} + 2.71 V {\displaystyle {\rm {+2.71V}}} 反応式から明らかなように、pHが高いほど、酸素圧が高いほど、さらにアルミン酸イオンが少ないほど電位差が大きくなるので、電解質溶液としては比較的濃厚な水酸化ナトリウムや水酸化カリウム のような強アルカリ溶液が使用される。 約1.2ボルトの電位差がこれらの反応で形成される。これは電解質を水酸化カリウム水溶液とした場合である。塩化ナトリウムの場合、ほぼ0.7ボルトとなる。
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