操縦桿・操縦輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 08:23 UTC 版)
「軍用機のコックピット」の記事における「操縦桿・操縦輪」の解説
戦闘機などにおいて、従来は操縦士の両足間に操縦桿を取り付けることが多かったが、操縦・飛行制御システムがフライ・バイ・ワイヤの機体にはコックピット側方に取り付けるサイドスティック方式を採用する場合も増えつつある。 サイドスティック方式を採用している主な戦闘機は、F-16、F-22、F-35などが代表例である。それらは操縦士が操縦桿にかける圧力を感知して操縦を行うシステムを採用し、このうちF-16とF-22はサイドスティック自体が数mmとほとんど動かないが、F-35のサイドスティックはあらゆる方向に最大で4cm動くようになり、パイロットはより操縦している感覚を得られるようになった。また、大型の軍用機であってもB-1、B-2、C-17では操縦輪ではなく両足間に操縦桿を取り付け、旅客機にもサイドスティックを採用しているエアバスは軍用機にも同様にサイドスティックを用いている。しかし近年でも依然として、戦闘機などでは両足間に操縦桿、大型機では操縦輪を採用する場合もあり、各国、各メーカーの設計思想の違いが表れている。
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