操縦性に対する影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 23:06 UTC 版)
キャンバ角は特定のサスペンション設計の操縦性(英語版)(ハンドリング)の質を変化させる。遠心力(外向きの力)は負キャンバを適用することによって釣り合いを取ることができる。負キャンバによってタイヤの接触面は外向きになるため、接地面積が最大化される。これは、旋回中の外側タイヤにのみ当て嵌ることに注意すべきである。内側タイヤは、ここでもショート・ロング・アーム・サスペンションでのみであるが、正キャンバから最大の恩恵を受ける。キャスタ角はこの角度を埋め合わせる。これは、外側タイヤの上端がわずかに内向きに傾いており、内側タイヤは外側に傾いているためである。 その一方で、最大直線加速度のためには、キャンバ角がゼロでトレッドが路面上で平坦の時に最大のトラクションが得られる。キャンバ角の適切な操作はサスペンション設計における主要な要素であり、理想的な幾何学的なモデルだけではなく、構成部品の実際の挙動(曲げ、歪み、弾性など)も織り込まなければならない。
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