撮影用機体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 17:37 UTC 版)
「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」の記事における「撮影用機体」の解説
撮影に使用された機体(ベル222、製造番号47085、機体記号N3176S)は撮影終了後しばらくは全米各地の航空ショーで飛行・展示されていたが、チェーンガンやターボシステム等の撮影用外装部品を取り外して元の状態に戻し、塗装を変更した上でドイツの航空会社に売却された(この時登録ナンバーはD-HHSDに変更された)。 その後救急ヘリコプターとして運用されていたが、1992年6月6日に救急任務後の飛行中に雷雨に巻き込まれ墜落したため、オリジナルの機体は失われた。 一方オリジナルの外装部品は個人コレクターが所蔵していたため、2006年にテネシー州ピジョンフォージのヘリコプター博物館が、この外装部品から直接型を取って複製し、廃棄された別のベル222に取り付けて原寸大のレプリカを作成した。その後ヘリコプター博物館が閉鎖されたのに伴い、セバービルにあるテネシー航空博物館に移されて展示されていたが、2015年にカリフォルニアの個人コレクターに売却された。 2017年、ロサンジェルスで280億円で売り出された豪邸屋上のヘリパッドに、『エアーウルフ』に登場したとされるヘリコプターが展示された。撮影終了後に保管されていた機体を、アート作品として修復したもの とされているが詳細な出自は不明。 塗装色は"ファントム・グレー・メタリック" (デュポン Imron 5031X)と、ほとんど白に近いパールグレーの2色で、カウンターシェーディングで塗装されている。
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