摂取物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 16:56 UTC 版)
宿主の体を摂取するもの:シラミは血を吸い、ハジラミは羽毛を食う。また、皮膚の一部を取るもの、体腔内で栄養を吸収するものなどがある。 宿主が摂取した餌を採るもの:消化管内で宿主が摂食、消化したものをとるものもある。消化管内に住む寄生虫(たとえばサナダムシなど)は大体これにあたる。宿主の老廃物や排泄物を摂取するものでは、必ずしも宿主に害を及ぼさず寄生とは言い難い場合もある。 宿主が摂取する予定のものをとる、というものもある。たとえば濾過摂食者の鰓に住み着いて微粒子を喰うとか、クモの網に住み着いて糸を喰うなどといったものである。ツチハンミョウの場合、真っ先に宿主のハチの卵を食ってしまうので、その意味では寄生とは言えないが、その後にハチの幼虫のための餌を食って育つ。これも労働寄生に含まれる。
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