捧呈式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:20 UTC 版)
大使は接受国に到着すると、接受国の外務大臣と会談して元首との面会の手配を行う。大使は封緘された信任状の原本と、封緘されない信任状の写しを携行しており、写しは到着時に接受国の外務大臣に手交する。封緘された信任状の原本は正式な外交儀礼に従って接受国元首に直接捧呈される:550。 大使は信任状が認証(アグレマン)されるまで業務を開始してはならず、認証された日によって外交団における序列が定まる。ただし、大使の外交特権は、入国した際に直ちに付与される:32:261。 大使は、接受国が提供する公用車 (日本の他、欧州の君主国では儀装馬車も用いられる) に乗り、衛兵の護衛を受けて、信任状捧呈式に赴く。 立憲君主制国家と議会制民主主義国家では、国家元首または総督は政府の輔弼に従うという原則に基づき、信任状が政府の助言に基づいて受け入れられているという事実を象徴するために、捧呈式では外務大臣が国家元首に陪席する。大使は接受国元首に対し、信任状を両手で持って捧呈する。
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