式の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 01:59 UTC 版)
日本の信任状捧呈式は、おもに皇居宮殿正殿・松の間にて執り行われる。新任の特命全権大使や特命全権公使は、派遣元の元首からの信任状を、天皇に対して捧呈する。天皇は、傍らに侍立する日本の外務大臣にその信任状を渡すとともに、特命全権大使や特命全権公使に対して「おことば」をかける。 日本の信任状捧呈式に列席する者は、いずれも昼の正礼装を着用するのが慣例である。天皇は、モーニングコートを着用し、特命全権大使や特命全権公使を接受する。侍立する外務大臣や、式部官長など宮内庁の職員も、男性ならモーニングコート、女性ならローブ・モンタントやアフタヌーンドレスといった昼の正礼装を着用する。それにあわせて、派遣された特命全権大使や特命全権公使も、男性ならモーニングコートなど、女性ならアフタヌーンドレスなどのような昼の正礼装を着用する。民族衣装(ナショナルドレス)での正装も、正礼装として扱われるため、母国の伝統的な衣装を身に纏って出席する者も多い。特命全権大使や特命全権公使だけでなく、在外公館の職員らも随員として出席するが、それらの者も同様に礼装する。ただし、平服で皇居に参内するなどの事例もある。
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