捕食と被食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 10:19 UTC 版)
本種はカマキリの中でも大型種であり、捕食対象はアゲハチョウやセミ、キリギリス、トノサマバッタ、トンボなどの大型昆虫とアマガエル、スズメ等の小型鳥類、ネズミ等の小型哺乳類を捕食する。また草地だけでなく森林にも出没し、樹液に集まる昆虫を狙って樹上に上ることがある。 反面、本種の天敵としてカラスなどの野鳥、クモ等が挙げられる。本種の成虫を捕食する節足動物(昆虫を含む)にスズメバチ、大型のムカデ、大型の造網性クモ等が挙げられるが、これらの節足動物とは捕食、被食双方の記録が存在する。 幼虫時代においては、初夏から秋口に発生するキリギリス、クモ等、地表性のあらゆる肉食昆虫が天敵にあたるが、齡数が進むにつれて対応する天敵は大型化し、また多様性は少なくなる。終齢に近い幼虫においての天敵は成虫とほとんど変わらないが、ヤブキリと生息時期が重なっていることがあり、その際には捕食されることがある。 また、ハリガネムシに寄生されるなどして水辺に近づいた場合には、サワガニやコイ、ブラックバスなどが餌にすることもある。 ハラビロカマキリを捕らえた雌
※この「捕食と被食」の解説は、「オオカマキリ」の解説の一部です。
「捕食と被食」を含む「オオカマキリ」の記事については、「オオカマキリ」の概要を参照ください。
- 捕食と被食のページへのリンク