技術的特色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 09:44 UTC 版)
「ランチア・アウレリア」の記事における「技術的特色」の解説
アウレリアは世界初のV6エンジン搭載車として知られる。この60°V6エンジンはヤーノの部下・de Virgilioの設計になるもので、シリンダーバンクの間に一本のカムシャフトを備えたプッシュロッド型で、半球形燃焼室を備えていた。当初の排気量は1,800ccであったが、最終型では2,500ccまで拡大された。 もう一つの特色はリアアクスルで、ギアボックス・クラッチ・デファレンシャルが一体化したトランスアクスルを採用していた。ブレーキはドラムブレーキのままであったが、インボードにマウントされ、バネ下重量を軽減していた。フロントサスペンションは1920年代のラムダ以来のスライディングピラー方式、リアはセミトレーリングアーム式サスペンションであったが4代目にはドディオンアクスルになった。トランスアクスルとドディオンアクスルの組み合わせは、1970年代のアルファロメオ・アルフェッタと同じであるが、ランチアは20年近く先んじて採用している。
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