打順に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:37 UTC 版)
2番打者に中・長距離打者を据える傾向が強い。マーリンズ監督時代には新人のダン・アグラを2番に起用し、アグラも期待に応えてこの年チーム最多となる27本塁打を放った。ヤンキース監督時代にはそれまで2番打者としてのイメージが強かったデレク・ジーターを途中から1番に据え、2番にはより長打力のある選手を起用するケースが増えた。例えば2011年に最も2番として起用されたカーティス・グランダーソンは、その年41本塁打、119打点の活躍を見せ、打点王を獲得している。グランダーソンが不調ないし故障の場合には、ニック・スウィッシャーやロビンソン・カノが2番に入ることもあった。 日米でそれまで1~3番を打つイメージの強かったイチローが2012年途中に加入した際は、前年から調子の上がらないイチローの出塁率の低さを理由にまず8番打者として起用し、シーズン佳境にイチローが調子を上げた際には主に2番で起用し続けた。2013年に入り、イチローの調子が再び下がると下位で起用し続け、主力打者が相次いで故障離脱した際は6番や5番を打たせることもあったが、以降は上位で起用することは稀であった。だがその実績に敬意を払った起用法を見せることもあり、ジーターの現役最終試合ではジーターとの1、2番コンビ(当時ともに40歳)を実現させている。
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