手懐けるのが難しいトラック(The Track Too Tough to Tame)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 09:31 UTC 版)
「ダーリントン・レースウェイ」の記事における「手懐けるのが難しいトラック(The Track Too Tough to Tame)」の解説
特徴の項に書いてあるように、常時ハイラインという特殊なレイアウトだけでなく、バンク自体も急激に立ち上がり、急激に立ち下がるという特徴も持っている。そのためターンインでスライドしながらミドルハイからハイライン側にラインを変え、バンク角が立ち上がった所でその効果によってスライドが止まり、繊細なアクセルワークで立ち下がったバンク角によるルースを起こさないように抜けていくというドライビングが要求される。これはターンインでイン側に入ってオーバーテイクすることの難しさを示すことになる。というのもターンのイン側半分はほとんどバンク角が無い状態なので、相手より早いスピードで飛び込みつつ、期待出来ないバンクを考えながらスピードを落とし、インに付きながらもアウトよりバンク角が低く大幅不利な状態で抜かれないようスピードをキープしなければ出口で抜き返されてしまうのである。こういったターンの難しさからThe Track Too Tough to Tame(このトラックを手なずけるのは難しい)と言われる所以である。
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