戸室山
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戸室山(とむろやま)は、石川県金沢市東部にある標高548 mの第四紀火山。溶岩円頂丘(溶岩ドーム)。景観的には山体の半分が欠けて、金沢市街側が凹形の左右対称的な山容で、背後の裾野の広い医王山とよく調和した美を作りだしている[2]。 医王山県立自然公園に含まれる。
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戸室山(548m)
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「医王山県立自然公園」の記事における「戸室山(548m)」の解説
キゴ山と同じく50万年ほど前の火山活動でできた山といわれる。戸室の由来は、泰澄大師が托鉢を拒んだ舟から櫓を取り上げ、空中飛行(飛櫓・とびろ)して落ちた場所という説や、泰澄大師が医王山開山の際に,最初の宿泊地としてこの山の岩室(外室=そとむろ)を利用したことに由来しているという説もある。山頂には戸室権現をまつる小祠がある。
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