戦艦の復活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:46 UTC 版)
「600隻艦隊構想」のもう一つの目玉が、戦艦の復活であった。その砲撃能力の高さを評価され、モスボールされていたアイオワ級戦艦「アイオワ」「ニュージャージー」「ミズーリ」「ウィスコンシン」を現役復帰させた。 無論、ミサイル全盛の時代に大砲のみでは不十分とされたため、近代化改修で12.7cm連装砲4基が撤去され、核弾頭も搭載可能なトマホーク巡航ミサイル4連装装甲ボックスランチャーが8基と、ハープーン艦対艦ミサイル4連装ランチャーが4基搭載された。また、対艦ミサイルからの防御手段としてファランクスが4基増設された。 これらによって1984年初めにはアメリカ海軍の戦闘艦数は516隻となり、1985年には545隻と増強され、当時100隻近くの艦を建造していたため、退役艦を差し引いても1989年ごろには600隻の大台を達成するとの見通しが立てられた。
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