戦法と陣法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:52 UTC 版)
唐の軍隊は、歩兵を主体として、軽騎兵に補助を行わせる形で戦闘を行った。歩兵は50人の「隊」は「隊正」を先頭にする緩やかな「くさび形」に陣形をつくる。 七軍の一軍ごとに、弓兵・弩兵を前方に、3陣に分かれた歩兵を中央に置き、両脇に騎兵が配置され、後方に奇兵が置かれた。まず、弩兵が矢を撃ち、さらに弓兵が撃った後で後方に下がった後で、歩兵の2列目の部隊は下がってきた弓兵を擁したまま動かず、1列目の歩兵と騎兵・奇兵が交互に戦う戦法をとった。 陣法は、広い戦場では七軍を一直線に並べる横陣をとった。また、平地での防御の時は「六花陣」と呼ばれる中軍を他の六軍で囲む円陣が組まれた。険阻な地形の時には、一軍にいる兵を分けて戦う堅陣が採用された。
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