意識に関する立場の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 02:28 UTC 版)
「デイヴィッド・チャーマーズ」の記事における「意識に関する立場の分類」の解説
チャーマーズは2002年の論文 "Consciousness and its Place in Nature"(意識と自然の中におけるその場所)の中で、心の哲学における意識の問題に対するありえる立場の分類を発表している。これはハードプロブレムに対するよく見られる応答の種類を列挙したものである。認識論的ギャップ(epistemic gap)と存在論的ギャップ(ontological gap)という概念と、物理領域の因果的閉包性の概念を分類の指標にしている。認識論的ギャップとは説明のギャップやマリーの部屋の議論の中で現れる・または前提にされている「物理的な領域と現象的な意識体験の領域の間には説明上の断絶、ギャップがある」という考え・直感のことである。存在論的ギャップとは「物理的な領域と現象的な意識体験の領域は別のモノである」という考えのことである。チャーマーズ自身の立場は最後の#タイプF 一元論である。
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