意味怖
意味怖は「意味が分かると怖い話」の略であり、叙述トリックによってホラー要素を巧妙に隠して語られる創作話のこと。直接的に恐怖を煽るような文言はなく、一見するとなんの変哲もない平凡な表現の散文として読めてしまうが、文章の全容を理解しようとすると、呪詛・怨霊・殺人鬼といった要素を認めて初めて辻褄が合うようになっており、理解できた瞬間ゾッと怖くなるよう仕掛けられている。
意味怖の手法や呼称は、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)において小話(ショートショート)の手法として定着し発展していった。優れた話はコピペとして長く共有されている。もちろん怖いかどうかは個人の感受性や趣向によって違ってくるため、いかに伝説的コピペとして語り継がれている意味怖の作品とて万人が恐怖を堪能できるとは限らないが。
意味が分かると怖い話
(意味怖 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 06:27 UTC 版)
意味が分かると怖い話[1]、意味がわかると怖い話[2](いみがわかるとこわいはなし)とは、一見するとごく普通の文章に見えるが、よく考えると恐怖が隠されている話のことである[3]。略称は「意味怖(いみこわ)」[3]。
概要
ホラー小説の一種。普通に読んでいればなんてことないが、ひとたび気付くと違う光景が見えてくる話のこと[2]。現在ではねとらぼ[2]やLINEノベル[1]などでも公開されている。
書籍
2018年、藤白圭の著により書籍「意味が分かると怖い話」が河出書房新社より出版され[4]、シリーズ化されている。
2020年4月より、湖西晶作の漫画「意味がわかると怖い4コマ」がwebアクションで連載されている。双葉社より単行本が出版されており[5]、既刊4巻。同作者の漫画ではJOURの2022年8月号掲載の作品に「意味がわかると怖い話」も存在する。
脚注
- ^ a b LINEノベル. “放送室 | 意味が分かると怖い話”. LINEノベル. 2020年7月13日閲覧。
- ^ a b c “意味がわかると怖い話:「忌子の森」”. ねとらぼ. 2020年7月13日閲覧。
- ^ a b “意味怖(いみこわ)”. numan. 2020年7月13日閲覧。
- ^ 藤白圭 (2018-07). 意味が分かると怖い話. 河出書房新社. ISBN 978-4-309-02709-8
- ^ “自殺の名所なのに、自殺者がいない……? よ~く考えて、“意味がわかる”と怖い4コマ”. ダ・ヴィンチWeb (2020年8月1日). 2022年8月23日閲覧。
関連項目
- 世界で一番怖い答え - フジテレビのテレビ番組。
- よく考えるとハッとしてキャーな話 - 関西テレビのテレビ番組。
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