忠北方言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:13 UTC 版)
忠清北道の場合は、済州島を除く韓国のすべての「道」(京畿道、江原道、全羅道、慶尚道)とつながっているため、地域別にイントネーションや語彙が明確に区分される。 京畿道に近い北部地域(鎮川郡、陰城郡、忠州市など)の場合は高齢者層も方言をほとんど使わない。江原道に近い堤川市と丹陽郡の場合は方言が嶺東方言と似ているが、堤川の人が堤川方言も話せば、江陵の人はなぜ堤川の人なのに江陵方言を使うのかと言われるほどイントネーションと方言が嶺東方言と似ている。 ちなみに、この二つの地域は所属は忠清北道だが、生活圏は江原道の生活圏だ。大田広域市と接している清州市とその近隣地域の場合は、忠北内でもイントネーションが強く、方言の語彙も北部地域に比べて豊かな方だ。 また、大田とつながっているだけに大田方言と似た傾向がある。 だからと言って全く同じではないのに, 清州市の人が大田に行った時大田の人たちが使う 「기(ギ)」という語彙を聞いて不思議がるという. それもそのはずが清州では「기(ギ)」という語彙を全然使わないため大田の人たちが「기여?(giyeo?)」/「기야?(giya?)」(「기여?(giyeo?)」がオリジナルの方言で「기야?(giya?)」は標準語式に変えた方言で、主に若い世代で使われる。)と言えばそれがどういう意味かと聞くという。(ちなみに「기여?(giyeo?)」/「기야?(giya?)」は標準語で「그래?(guerae?/そう?))/진짜?(jinjja?/本当?)」と同じ意味だ。 忠清北道では主に「그려?(gueryeo?)」/「그랴?(guerya?))」と言うが、忠清南道では「기여?(giyeo?)」と「그려?(gueryeo?)」の両方を使う)南部地域の沃川郡と永同郡の場合は、すぐ隣にある大田広域市だけでなく、全羅方言と慶尚方言の影響をすべて受けた地域だが、特に永同郡の場合は慶尚方言とかなり似ており、一部のイントネーションも慶尚道のイントネーションを使用したりもする。
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