微粒子などによる散乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 14:04 UTC 版)
宝石のオパールは、規則的に並んだケイ酸塩の微粒子によって光が干渉し、見る角度によって様々な色彩がみられる。 牛乳が白いのは、脂肪のコロイドが光を散乱するためである。青い空、夕焼けなどの色は、太陽光が大気中の窒素分子や酸素分子によって散乱されるためである。このような、光の波長より小さな粒子による散乱現象はレイリー散乱と呼ばれる。光の波長と同程度の粒子(散乱体)による光の散乱はミー散乱と呼ばれる。雲が白く見えるのはミー散乱によるものである。 温度変化によって分子のねじれが変化する液晶や高分子のマイクロカプセルによる示温材が開発されている。加熱することにより、色相が変化する。マグカップやフィギュア等に使用されている。
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