後藤一乗派
後藤一乗は名門後藤家の掉尾を飾る名工にして、夏雄と並ぶ我が国の装刀金工界を代表する近代の巨匠である。京後藤家七郎右衛門重乗の次男として京都に生まれた一乗は十一歳にして後藤亀乗に彫金の技を習う。十五歳で養家の家督を相続して光貨と名乗り、二十一歳で光行と改名、さらに三十四歳で光代と改め、同年光格天皇の御剣金具を製作して法橋の位に叙される。御剣製作を機に剃髪して一乗と称し、船田一琴・橋本一至・荒木東明等の多くの名工を育て上げ、また自らは絵画・俳諧・和歌などにも秀れた才能を発揮した当時一流の文化人でもあった。維新後も京都にあって、府知事より公職に任命されて活躍し、明治九年十月十七日八十六歳を一期としてその栄光の生涯を閉じている。
関連用語 : 雪華文散図大小鐔 草図小柄 白梅図鍔
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