影印版と普及版
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「ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1568年)」の記事における「影印版と普及版」の解説
影印本は少なくとも2度出されている。1940年にミュンヘンでカール・エルンスト・クラフトによって出された版と、2000年にリヨンでミシェル・ショマラによって出された版である。前者の底本は不明だが、C版と同じものとされる。後者の底本はリヨン市立図書館ショマラ文庫である。 1568年版を転記した版としては、信奉者の立場で予言解釈を展開したエリカ・チータムとジョン・ホーグの著書がある。チータムは、オックスフォード大学在学中にテイラー図書館(Taylorian Library)で1568年版を見たのがノストラダムスの解釈を行うきっかけになったと語っているが、編纂の際の底本が何であるかは明言していない。原文そのものは、マルセイユ市立図書館のそれと酷似している。ただし、日本語訳されたものは、それと違い、チータム自身が原文を少し改変したものである。 ホーグの場合、底本はアルボー博物館のものであると明示している。 日本では、第二部のみに限っては、ラメジャラーの著書のなかで忠実に転記されている。
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