形式知との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 15:48 UTC 版)
暗黙知は3つの観点から形式知と区別することができる。 記号化可能性と知識の転移の仕組み - 形式知は記号化(言葉、文章、図)できる、伝達しやすい知識である。一方、暗黙知は直感的性質を有しているため明確に表現できるものではなく、容易に理解したり利用したりできる知識ではない。 獲得のための方法 - 形式知は論理的に推論していくことで生み出され、関連する文脈での実践経験を通して獲得される。一方、暗黙知は関連する文脈での実践経験を通してのみ獲得される。 集約可能性と知識体系における位置づけ - 形式知はある単一の方向に向かって集約され、客観的な形式で蓄積されていく。一方、暗黙知は個人的文脈に依存するため、容易に集約されない分散的な性質をもつ。
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