形容詞/動詞+です
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:28 UTC 版)
丁寧な断定の助動詞「です」が形容詞や動詞に接続することが誤った用法とされることがある。しかし、どちらも古くからある形である。たとえば田山花袋『蒲団』(1907年)には「好いですよ」「困るです」などが多く使われている。 このうち「おもしろいです」のように形容詞に接続するものについては、1952年の国語審議会『これからの敬語』で容認された。ただし、過去形では「おもしろいでした」はあまり用いられず、「おもしろかったです」が普通である。 動詞に接続するものについては『これからの敬語』でも認められず、「です」の接続はおかしいという感覚をもつ者が現在でも多いが、井上史雄は将来的に動詞も含めてすべてに「です」が付くようになるだろうと予測している。なお、近年は「〜っす」という形が一部で用いられるが、これは品詞を問わず接続する。
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