弾丸摘出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:49 UTC 版)
「レーガン大統領暗殺未遂事件」の記事における「弾丸摘出」の解説
銃撃直後にレーガンはシークレットサービスによって大統領専用車に押し込まれ、その直後は無傷と思われたために即座にホワイトハウスへ向かった。 しかし、その後に大統領専用車内でレーガンが吐血し併せて胸部に出血を認めたために、シークレットサービスの機転により大統領専用車は近隣のジョージ・ワシントン大学病院に急行し、その後即座に緊急手術を受けた。 なお、弾丸はレーガンの心臓をかすめて肺の奥深くで止まっており、かなりの内出血を起していた。冷戦下における「国家の安全上の理由」から(実際に、銃撃事件の直後にソ連の潜水艦がアメリカの大西洋沿岸に集結するなどの不穏な動きが見られた)、レーガンの詳しい様態が、同じく狙撃され重傷を負ったブレイディ大統領報道官の代理であるラリー・スピークス副報道官からマスコミに明らかにされたのは、レーガンが退院してからのことである。 また、レーガンとともに銃撃を受けたマッカーシーとデラハンティは幸いにも軽傷で済んだが、ブレイディ大統領報道官は頭部に弾丸を受けたために、一命こそ取りとめたものの回復不能な障害が残り、2014年に死亡した際は、この時の傷が原因と診断されている。
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