弾丸不良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 16:40 UTC 版)
弾丸の炸薬が炸薬室内に詰まっていないと、発射の衝撃で炸薬が弾底に衝突して発火し、また弾体の回転運動による弾壁と炸薬とによる摩擦熱によって爆発する。こうした高温領域のことをホットスポットと称する。その防止法の1つに弾腔内面に塗装を施すことがある。ただしその塗装はムラなく均一であらねばならない。 あやまって炸薬室内に入った砂、鉄くずなどが原因となる。 材料の不良のために弾壁が弱く、ガス圧力にたえられず破裂し、爆発する。 底螺つまり弾丸の底にねじこみ炸薬室をふさぐ螺片と、弾体との間に隙間があると、ここから火薬ガスが吹き込まれて炸薬に点火、爆発する。 変形した、あるいは直径が大き過ぎる弾丸を発射すると砲身に詰り、火薬の燃焼圧力に砲身が耐えられなくなって破裂する
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