強力粉と薄力粉の違いと使い分け方
硬さが硬質小麦と軟質小麦の中間程度の小麦を「中間質小麦」といい、これが強力粉と薄力粉の中間程度のたんぱく質を含む「中力粉」になる。
強力粉・中力粉・薄力粉に含まれるたんぱく質の割合は、おおよそ1~2%ほど違っている。文部科学省が提供している「食品成分データベース」(日本食品標準成分表2020年版・八訂)によれば、たんぱく質の含有量はそれぞれ次のようである。
・強力粉:11.8~12.6 %
・中力粉:9.0~9.7 %
・薄力粉:8.3~9.3 %
強力粉・中力粉・薄力粉は、たんぱく質(グルテン)の含有量が異なるため、グルテン由来の粘りや弾力の程度が異なる。その違いを利用して、料理によって使い分けられる。
強力粉は粘りが強い。パンやパスタなどに適する。
薄力粉は粘りが少ない。ケーキの生地や天ぷらの衣などに適する。
中力粉の粘りは中間程度で、ピザ生地やうどんなどに適する。
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