弘道館記碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:35 UTC 版)
斉昭が弘道館建学の精神を記した『弘道館記』を刻んだ石碑である。園内の八卦堂内に設置されている。碑は高さ318cm、幅191cm厚さ55cmの巨大な寒水石製であり、斉昭自筆の書を刻んでいる。八卦堂は普段は閉じられており碑の現物を見ることはできないが、拓本を弘道館の正庁正席の間で見ることができる。碑は1945年(昭和20年)の戦災で八卦堂に直撃した焼夷弾のため損傷し、その後、1953年(昭和28年)と1972年(昭和47年)に修復がされた。2011年(平成23年)の東日本大震災で大きく崩れ、その修復作業が文化庁によってなされ2013年(平成25年)10月に完了した。その際、1953年(昭和47年)修復時に本体背面に施されたコンクリートが除去されてそれ以前の姿にほぼ復元され、11月18日には復旧記念式典が開かれた。
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