延暦寺からの批判
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元久元年(1204年)10月、延暦寺の衆徒は、専修念仏の停止(ちょうじ)を訴える決議を行う(「延暦寺奏状」)。彼らは、当時の天台座主真性に対して訴えを起こした。 「延暦寺奏状」 延暦寺三千大衆 法師等 誠惶誠恐謹言 天裁を蒙り一向専修の濫行を停止せられることを請う子細の状 一、弥陀念仏を以て別に宗を建てるべからずの事 一、一向専修の党類、神明に向背す不当の事 一、一向専修、倭漢の礼に快からざる事 一、諸教修行を捨てて専念弥陀仏が廣行流布す時節の未だ至らざる事 一、一向専修の輩、経に背き師に逆う事 一、一向専修の濫悪を停止して護国の諸宗を興隆せらるべき事
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