序中盤の目算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 14:27 UTC 版)
実際の形勢判断における目算の意味は、序中盤と終盤とで異なる。序中盤の目算とは確定地や地模様の地の大きさの評価である。自分の地と相手の地の大きさの差から、攻めるか守るか、相手の模様を荒らすか消すかなどの戦略・戦術の判断の材料を得る。 第14図 序中盤の目算では、地模様は確定地と見なし、相手からの先手ヨセを全て受けたと想定したの地の大きさを数えて評価する場合が多い。第14図の右上隅の小ゲイマジマリは、右下隅の黒1 - 白10とヨセられると見て、11目の地と概算する。同様に左上隅の大ゲイマジマリは、左下隅の黒1 - 白12のヨセを受けるとして、地を13目と概算する。この概算では大ゲイマジマリのほうが得なように見えるが、大ゲイマジマリの方が黒に手をつけられやすい弱い石なので、その分を割り引いて評価する。
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