広域自治団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 03:00 UTC 版)
広域自治団体は、基礎自治団体では処理できない事務や複数の基礎自治団体にわたる広域事務を処理する大規模自治体である。大韓民国建国当初、広域自治団体はソウル特別市と9道の10箇所であったが、1963年に釜山市が直轄市に昇格、1981年に大邱市と仁川市、86年に光州市、そして89年には大田市がそれぞれ直轄市に昇格した。1994年12月の地方自治法改正に基づき、翌1995年1月から直轄市の名称は「広域市」に改められた。その後、97年に蔚山市が広域市に昇格したことで、広域自治団体は16箇所となった。 その後、2006年に済州道が「特別自治道」に移行、2012年には世宗特別自治市が発足した。これにより2013年現在における広域自治団体はソウル特別市、世宗特別自治市と6箇所の広域市(仁川・大田・光州・大邱・釜山・蔚山)、8箇所の道(京畿道・忠清北道・忠清南道・全羅北道・全羅南道・江原道・慶尚北道・慶尚南道)と1箇所(済州)の特別自治道、計17箇所に設置されている。
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