年齢による体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 14:29 UTC 版)
「日本の競馬の競走体系」の記事における「年齢による体系」の解説
年齢表記については「馬齢」を参照 競走馬は、平地競走では2歳になると競走に出走することになる。2歳から3歳にかけては気性面が幼く年齢差が成績に大きな影響を与えるため、年齢による区別が行われる。3歳になると各主催者ごとにクラシックと呼ばれる一生に一度しか出走できない大舞台が用意されていることが多く、3歳馬の多くがクラシックを目指して脚を競うことになる。 3歳の夏を過ぎたあたりからは年齢による能力面への影響が少なくなるため、負担重量による調整のみで上の年齢の競走馬(古馬と呼ばれる)と脚を競う。 中央競馬をはじめとする多くの主催者においては、先述の通り、3歳の夏頃までは同じ馬齢同士の競走馬のみで競うのが原則となっているが、一部を除く大半の地方競馬場においては、2歳馬あるいは3歳馬であっても一定の獲得賞金に達した時点で「古馬」の格付けがなされ、2歳馬にも関わらず古馬と同じ競走に出走するケースもみられる。ただし、2歳重賞や3歳重賞が充実している主催者においては、馬齢限定戦のみでローテーションが組めるため、古馬の格付けになったとしても、古馬と一緒に走るケースは少ない。 ばんえい競馬では2歳限定・3歳限定・3歳以上(古馬)のクラスと並行して、4歳馬限定や3・4歳馬限定の競走も行われている。これは5歳以上の馬に比べ、3・4歳馬は高重量戦の経験が浅く能力的に劣るとされているため。
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